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3.192022
Windows11 で Caps と Ctrl キーを入れ替える

PC のキーボードで A の左隣りに “Caps Lock” というキーがあります。
アルファベットで入力する際に大文字で固定するときなどに使うものですが、
英語圏ではそういうものを使うケースがあるのかもしれませんが
我々日本人は、大文字固定で入力するなんていうことは、そんなに多くはないですね。
その反面、Ctrl (コントロール) キーは、パソコン初心者にとってはなかなか使う機会がないかもしれないけど、
パソコンを使いこなすにつれて、使用頻度も高くなる。
その割には押しにくい場所にある。
・・・そんな訳で、今回は Caps Lock キーをよく使う Ctrl キーに割り当ててしまおうというお話です。
初めて聞く方は「マニアック」な設定と感じるかもしれませんが、
実は、私が20年以上前に通っていた大学にあったコンピューター室のキーボードは
A の左隣は Caps Lock ではなく Ctrl キーでしたし、
Mac OS や Chromebook などの OS も、標準で Caps Lock と Ctrl の機能を入れ替える機能がついています。
実際 IT エンジニアである私の同業者でも、PC を購入した際には
まず、この Ctrl と Caps を入れ替える設定をするという人も多いです。
Caps Lock をよく使うという特殊な環境や使い方でもしないかぎり、
やっておいて損はない設定だと思います。
設定手順
- コマンドプロンプトを立ち上げる。
Windows メニューから、もしくは Windows キー + S を入力して検索画面から「コマンドプロンプト」と入力してコマンドプロンプトを立ち上げる。
- winget install –id Microsoft.PowerToys を実行する。
途中で、変更の許可を求められるメッセージが出ることがあるので承認する。 - PowerToys の画面が開くがキーボード設定は管理者として実行する必要があるので
[PowerToys を管理者として再起動] ボタンをクリックして管理者権限で PowerToys を立ち上げる。
- 左側のメニューより [Keyboard Manager] を選択する。
- [設定を開く] をクリックし[キーの再マップ] を選択する。
- [+] ボタンをクリック [物理キー] に “Caps Lock”、マップ先に [Ctrl (Left)] を入力する。
(両者とも初期状態では選択できないが、頭文字の “C” を入れると選択できるようになる。)
- キーの再マップ画面で [OK] をクリックする。
Caps Lock が使えなくなるので警告メッセージが表示されるが、自分の場合 Caps Lock を使うことはないので、そのまま続行する。
- PowerToys の Keyboard Manager の画面で Caps Lock が Ctrl (Left) になっていることが確認できる。
これで、Caps Lock キーを Ctrl キーとして使用することができる。