お金がない!

IT エンジニアがフリーランスとして
独立すると、さまざまな事が
サラリーマン時代と違って
戸惑う事もいろいろ出てきます。

その中でも、やはり深刻なのは
生活にも直結する
「お金」の事だと思います。

今回は独立したばかりの
エンジニアが陥りやすい
3つのお金の「罠」について
お話したいと思います。

3つのお金の罠とはズバリ

●現金が入るまでの期間
●サラリーマン時代の収入
●所得税

です。

それぞれについて
見ていきたいと思います。

現金が入るまでの時間

サラリーマンとして
どこかの企業に就職した場合は
大抵、最初の月から
収入が入ってきます。

例えば、「10日締め、25日払い」と
なっていて、新年度の4月1日から
新しい会社に入った場合は
4月1日から4月10日までの給料が
最初の4月25日に入り、
5月以降に丸一ヶ月分の給料が
入ってくる訳です。

これが、フリーランスとなった
場合はどうなるかというと、
納品して請求書を出した分が
口座に振り込まれると
いう形になります。

例えば、先程の例と同じく
4月1日から新しい案件を
受けたとします。

そして、4月分の作業料を
貰おうとした場合、
通常は4月が終わってから
請求書を出すので、
請求書を発行するのは
5月になります。

そして、その請求書も発行して
すぐに口座に振り込まれる訳では
なく、通常は5月末・・・
遅い場合は6月に入ってから・・・
という場合もあり得ます。

さらに、これは1か月で
作業が確定した場合なので、
在宅で数ヶ月かかる様な
大きな案件を受けた場合は、
その数ヶ月が終わってから
請求書を発行するので
現金が振り込まれるまでに
数ヶ月かかるという事も
あり得ます。

この、口座に振り込まれるまでの
時間差が、これまでも多くの
フリーランス・エンジニアを
悩ませてきました。

仕事もしている。
売上も立っている。
・・・でも、まだ振り込まれて
いないのでお金がない・・・。

そんな状態になってしまうのです。

「現金になるまでには
 時間がかかる。」

フリーランスとして、
これから働く場合には
その事をしっかり意識して
おいて下さい。

サラリーマン時代の収入

フリーランス・エンジニアとして
独立すると、国民年金や健康保険、
税金など、さまざまなお金を
自分で払う事になります。

その中でも、特に気を付けないと
いけないのは何か? と言うと、
それは

健康保険と住民税

です。

なぜならば、これらの金額と
いうのは、昨年の年収から
金額が決まるからです。

これらの請求は、
今年、売上が少なかろうが、
赤字だろうが
容赦なくかかってきます。

また、サラリーマンの給料からは
社会保険が引かれていますが、
実は社会保険というのは
雇用者と会社が折半して払う事に
なっているので、
実は、ここで引かれている
金額というのは
実際に保険にかかっている費用の
半分になっています。

・・・という事は、
フリーランスとして独立すると、
サラリーマン時代に引かれていた
保険料の倍近い金額が
健康保険として請求されると
いう事になります。
(金額は自治体などで異なります。)

ちなみに、私の場合は
7万円近い金額が、
毎月請求されていました。

これは、サラリーマン時代に
高い収入を得ていれば得ている程
重く、のしかかってくる事に
なりますので
注意して下さい。

所得税

所得税の支払い方は
サラリーマンとフリーランスでは
大きく異なります。

サラリーマンの場合は

* 毎月の給料から源泉徴収が
引かれる。
* 12月に年末調整を行ない、
それまで支払ってきた源泉徴収と
所得税の差額を調整する。
(大抵の場合は戻ってくる。)

といったステップを踏むのに対し、
フリーランスの場合は

* 確定申告で1年間の税額を確定する。
* 確定した所得税を一括もしくは
二分割で支払う。

といったステップで行ないます。

ここで、多くの
フリーランス・エンジニアが

「所得税って、
 こんなに取られていたのか?」

と驚く事になります。

フリーランス・エンジニアは
節税のテクニックも
いろいろとあって、
サラリーマンの時よりも
税額を安くする事はできるのですが、
それでも、やはりこれまで
12回に分けて支払っていたものを
一括ないし、二分割で
支払うとなると
かなりインパクトが変わってくる
事が多いです。

サラリーマンは、いろいろなものが
差し引かれた金額が、
自分のところに入ってきますが、

フリーランス・エンジニアは
貰ったお金から、
いろいろと差し引いていかないと
いけないので、

サラリーマン時代と同じ感覚で
入ったお金が、全部自分のお金だと
考えていると
後で大変な目にあってしまいます。